コーヒーの3大原種
今回はスペシャルティコーヒーやシングルオリジンを語る上で欠かせない、コーヒーの3大原種についてご説明します。
コーヒーの3大原種
原種とは交配、選抜などにより改良された栽培品種の元になった野生種
- アラビカ種
- ロブスタ種
- リベリカ種
世界で飲まれているコーヒーのほとんどはアラビカ種とロブスタ種で、アラビカ種は70~80%、ロブスタ種は20〜30%程度、リベリカ種はごくわずかです。
アラビカ種
香りが強く、まろやかな味と酸味。主にレギュラーコーヒーに使われる。セブンカフェやスターバックス、また、一般的にシングルオリジンのコーヒーはこの品種。
ロブスタ種
芳香は少なく、渋みと苦みが強い。ブレンドの増量用やインスタントコーヒーに使われる。
しかし、コーヒーにより深い「コク」と「パンチ」をブレンドするため香りの強いロブスタコーヒーが好まれることもあり、品質の良いロブスタコーヒーの豆はエスプレッソ用のコーヒーのブレンドに用いられることもある。
アラビカ種と比較し、病気に強く、低地で栽培が可能、成長が早く収穫が多いなど、栽培が容易である。
リベリカ種
芳香は少なく、渋みがある。
リベリカ種の木は大きく、10m近くに育つため、手入れをしたアラビカ種が2.5m程度であり、収穫のしやすさを考えると生産性が低い。