コーヒーの抽出 透過法と浸漬法の違い
そもそも透過法と浸漬法って何?
どちらも読んで字のごとくというところですが、
透過法
コーヒーの粉に対してお湯を透過させる抽出法
例えばネルドリップやペーパードリップ、以下のようなものなど
HARIO (ハリオ) V60 耐熱ガラス 透過 コーヒードリッパー 01 ブラック コーヒードリップ 1~2杯用 VDG-01B
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浸漬法
コーヒーの粉をお湯を浸すような抽出法
例えばサイフォンやフレンチプレス、以下のようなものなど
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透過法と浸漬法の違いとは
もっとも重要なことは、「浸漬法よりも透過法の方が成分が濃縮されて抽出される」ということでしょう
Σ(゚Д゚ノ)ノ 「浸して続ける浸漬法の方がたくさんの成分が抽出されるんじゃないの!?」と思われるかもしれないですが、残念ながら違います。
浸し続けた場合はお湯に対して成分が溶け出し続けますが、以下の状態になるとそれ以上成分が溶け出さなくなります。
コーヒーの粉に残っている成分 = お湯に溶け出したコーヒー成分
それに対して透過法の場合は、成分が溶け込んでいない状態のお湯を足し続けることになりますので、透過法の方が多くの成分が溶け出すことになります。
そしてこれは溶け出しやすい成分についての話になります。少々分かりづらい話になりますが、コーヒー中の成分には溶け出すのが早いものと遅いものがあります。
ざっくりですが、酸味の方が早く溶け出し、苦味の方が溶け出しにくいなど....
そのため、浸漬法では良くも悪くも全ての種類の成分が満遍なく抽出されます。
まとめ
透過法:コーヒーの粉に対してお湯を透過させる抽出法
浸漬法:コーヒーの粉をお湯を浸すような抽出法
透過法では溶け出しやすい成分が多く抽出される
浸漬法では全ての成分が満遍なく抽出される
抽出の方式による違いを理解し、楽しいコーヒーライフを!
ちなみに・・・
SHOWROOMの配信で透過法といったり、透過式と言ったりしておりましたが、どちらでも大丈夫そうです。私としてはなんとなく「式」の方が言いやすいかぁ....
参考